放射線科
頚動脈超音波検査
頚動脈超音波検査の有用性
 頚動脈の高度な狭窄や閉塞に対しては、外科的治療としてステント留置術や頚動脈内膜剥離術などがあります。
  内科的治療としては、抗血小板剤などの使用のほかに、食事療法や運動療法によっても動脈硬化病変の退縮は期待できます。また高血圧・高脂血症・糖尿病・喫煙などの危険因子を除去することにより、より大きな成果が上がるものと思われます。
  また頚動脈超音波検査は非侵襲的であり、繰り返し検査できるという利点があるため、これらの治療効果の評価に頚動脈超音波検査は有用になります。
ステント留置術・・・ステントと呼ばれるバネ状の金属性の人工血管をカテーテルで入れてやり、狭窄部位を広げる。
頚動脈内膜剥離術(CEA)・・・頚動脈を切り開いて、血管の内壁の動脈硬化によって変性した部分を切り取り、血液の流れをよくする手術。70%以上の狭窄で有効。
バルーンカテーテル・・・狭窄部位をバルーンカテーテルで拡張させる。
外頚動脈から中大脳動脈につなげる。
抗血小板療法・・・アスピリンが主流。シロスタゾール(ASO(閉塞性動脈硬化症)を合併した場合)
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